花を飾る 日常をホンノリと彩る…

花のお話 その35「世界最古の花の化石 ジュラ紀の恐竜の側に咲いた花」



トピック イメージ 花 世界最古の花の化石が中国で発見され、その花が咲いていたのは1億6200万年前のジュラ紀だそうです。それまでに世界で最も古い花の化石とされていたのは1億2500万年前の白亜紀のものだそうで、どちらも中国で発見された化石です。白亜紀のものが「迪拉麗花」、今回発見されたジュラ紀のものが「潘氏真花」。すいません、どう発音するのか分かりませんけど、「麗花」とか「真花」とか、なんだか艶っぽい名前のような…。横文字の学名で見るより、同じ漢字を使う日本人にとってはイメージしやすい名前だと思います。属名は、ラテン語で真の花を意味する、"Euanthus panii (エウアンサス・パニイ)" と命名されているとか。

「真花」は今のモクレンの花に似ているそうで、12ミリほどの小さな花であったそうです。その姿をご覧になりたい方は下記のURLからどうぞ。「人民網日本語版」のサイトです。

http://j.people.com.cn/n/2015/0416/c95952-8879276.html

この「潘氏真花」の花の化石には花(被子植物)を構成するパーツである、がく、花弁、雄しべ、雌しべなどすべてが含まれていて、花葯には四つの葯室があり、雌しべは花柱と子房という特徴をハッキリと残しているそうです。これは、本当に今咲いていてもおかしくない形です。当然ですね、花のご先祖ですから。化石ですから色は多分わからないと思いますけど、勝手ながら薄紫色の花のようなイメージを持ってしまいます。それとも、葉緑素のままの薄緑でしょうか。スケッチではそのような色になっています。

これまでは、白亜紀より以前の花の完全な化石を見つけることは、夢とされていたようです。それが見つかったわけです。ジュラ紀と云えば「恐竜の時代」です。その時代には「裸子植物」が生い茂っているイメージがありますが、その傍らにこんな可憐な「花(被子植物)」が咲いていたのです。単純すぎる感慨ですけど、壮大な生物のロマンですね。

恐竜たちが闊歩しているその足元に花が咲いていたなんて、絵にしてみたらどんな景色になるのでしょうか。といってもあまりに小さな花ですし、葉の部分が見つかっていないのでその全容は分かりませんが、想像するのみです。受粉はどうやっていたのでしょうか? 風? 最古の昆虫の化石はジュラ紀よりももっと以前、4億年前のデボン紀には見つかっていますが、後に頭部・胸部・腹部に体が進化し、羽根を持つ今の形に進化しています。もしかしたら羽根のついた小さな昆虫が受粉するという「共進化(パートナーとしてお互いに進化する)」を既にしていたのでしょうか。

しかし、最古の羽根を持った昆虫は、生きた化石として今もその形を残しています。その昆虫の名前は女性としては口にするのもイヤな昆虫です…。

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