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花を飾る 日常をホンノリと彩る…

毎日の花30 スイセン


スイセン購入金額   :298円
購入場所   :近所のスーパー
選んだ理由  :冬に咲く花の甘い香り
【スイセン】
和名     :ニホンズイセン
         (日本水仙)
季節     :10月~2月
花言葉    :(スイセン)自惚れ、
         自己愛、エゴイズム
         (ニホンズイセン)
         自己愛

今回の花は、花の少ない冬の季節、まさに「凛とした」と形容されるニホンズイセン(日本水仙)です。スイセンの原種は30種程度あり、交配により非常に多くの園芸種が作られているようです。地中海沿岸が原産地で、温かい地域に分布しています。日本に分布しているのはタゼッタという種のようで、室町期以前に伝わり、ニホンズイセンの名前で知られています。

別名は「雪中花(せっちゅうか)」。温かい場所に分布していると前述しましたが、このスイセンは冬に咲く数少ない花の代表です。ちなみに華道書では「冬の花の司」と称賛されています。スイセンの名前の由来は、古代中国で、水辺を好む「清らか」な花を「水の仙人」と呼んだ事にあるそうで、それがこの花の「水仙」という名前になったようです。日本では中国名の「水仙」をそのまま音読みにして「スイセン」という名前になりました。中国の古典では「仙人は天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」とあります。中国の道教的世界観でしょう。しかし、この可憐な花を仙人の化身とするのは、ちょっと日本人の感受性とは異なるような気がしますけど…。まあ、その色の美しさと甘い芳香が神仙郷に遊ぶ仙人の姿をイメージさせたのでしょう。

スイセンそして、スイセンといえば誰もがご存知のギリシャ神話、「ナルシス」の話を避けて通る訳にはいきません。属名の「Narcissus(ナルキッソス、ナルシサス)は神話に登場する美少年の名前にちなみます。ナルシスは水面に映る美しい自分の姿に恋い焦がれ、何時までもその水面に映る自らの姿を眺め続け、やがて憔悴して命を失ってしまいます。その跡に咲いた花がこのスイセン。スイセンの、花首を傾げて咲く姿が水面を覗き込むように見える事から「ナルシス」の化身としてその名がつけれたといいます。「ナルシシスト(自己愛)」の語源です。心理学ではあまり良い意味では使われない言葉です。

スイセン&キミノセンリョウ中国では「仙人」、ギリシャでは「ナルシシスト」と、正直、私がこの花に持っているイメージとは違います。まさに寒風の中に「凛として」咲く姿は、可憐さと逆に、むしろ「潔い」イメージです。そのイメージで今回は少しばかり花器を重厚感のある備前風のものにしてみました。スッと伸びた花と葉を眺めているとこちらも背筋が伸びるような感じになります。故に華道でも「冬の花の司」と呼ばれるのでしょう。無造作に飾ろうとも、その姿は「鋭角さ」と「柔らかさ」を失いません。もっとも、これは私個人のイメージなのですけど。

ちなみに、このスイセン、その姿とは違って毒を持っています。全体が毒だそうですけど、特に、球根に神経を麻痺させる強い毒を持っています。伸び始めの葉を「ニラ」や「ノビル」と間違えて食され、不幸な事になっている方もいらっしゃるそうです。自然のものには意外な毒がありますので、ご用心ください。茎を切ると透明の粘り気のある液が出て、これが水を汚す原因になりますので、水替えは毎日行った方が良いです。右の画像はお正月用の「キミノセンリョウ」をネジメのポイントにして飾ってみたものです。少し趣の違った面白さが出ます。いずれにしても、雪中花とも呼ばれる冬の花の姿を楽しみましょう。

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