花を飾る 日常をホンノリと彩る…

花のお話 その41「枯れ木に花を… じゃなくて、砂漠が花畑に」



トピック イメージ 花 WEBで調べ物をしていたら、「珍現象:エルニーニョで砂漠が一面の花畑に」という記事が目に止まりました。そこにある画像は、まさに一面の花畑。それが「砂漠」であったとは、画像を見ていると信じがたい風景です。近くにある小高い丘も緑に染まっています。その場所は、世界屈指の乾燥地帯として知られる、南米チリの「アタカマ砂漠」。一晩に7年分の大雨が降り、このような「砂漠の花畑」という現象を起こしたそうです。咲き誇っているのは「ゼニアオイ」の花だそうです。実はこの現象、「奇跡」ではなく、エルニーニョの影響で5~7年周期で起こるらしく、今年は特に見事な花畑が出現したそうです。その光景に興味がおありの方は下記のURLからどうぞ。ナショジオの日本語版サイトです。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/110600313/

ゼニアオイはアオイ科ゼニアオイ属の花で、開花時期は6月~8月。赤や紫、ふちが白いものもあるようです。日本でも見る事の出来る花で、庭植えされたりする、特別に珍しい花ではありません。しかし、その花言葉は「自然を恵む」。まさに、遠く離れた南米の地で、不毛の砂漠を埋め尽くす花の花言葉としては最適です。おそらく、その生命力の強さから付けられたのでしょう。

同じような現象が、南アフリカの「ナマクワランド」と呼ばれる半砂漠地帯でも見られるそうです。こちらは例年8月~10月の数週間だけ、一面を色とりどりの花が埋め尽くす現象のようです。春先に降る雨の恵みによるものだそうですが、その雨の降る場所や時期によって、広大な半砂漠地帯の「どこに」この花畑が出現するか異なるそうで、正確な位置と時期は誰にも分からないそうです。その光景に興味がおありの方は下記のURLからどうぞ。南アフリカを紹介するサイトです。

https://www.south-africa.jp/MeetSouthAfrica/?index=69


こうした不毛の地にも、実は豊かな生態系があり、「アタカマ砂漠」には1,900種もの動植物が生息しており、「ナマクワランド」にも約4,000種もの砂漠の植物が確認されているとか。その自然の妙に驚くのはもちろんなのですが、そこに「花」が咲くと云うことは、受粉の為の昆虫も存在し、その昆虫たちも一時現れる花畑を見つけ、飛びかよっているのでしょう。例え一時とはいえ、不毛と思える地に自然の営みが目にも鮮やかに現れるのです。「生命」の何という逞しさ。何という多様さ。

半村良氏の小説に「妖星伝」という長編小説がありますが、その中の登場人物のセリフにこのような言葉があったと記憶しています。「この星には、生命があまりにも多すぎる」。この星とは地球のことです。それがどのようなシチュエーションで言われたセリフなのかは随分昔に読んだので忘れましたが、登場人物が驚愕して漏らした言葉だったように思います。そうなのでしょうか。比較の対象が無いのでそれは分かりませんが、確かにこの地上の生命たちの逞しさと多様性は、なぜそうなったのか、容易に想像することはできないと思います。「花」をなぜ人は美しいと思うのか。相変わらずの私の素朴な疑問ですが、その美しさは「自然にとって必要」であるから生まれ、それを「美しい」と感じる事も、生態系の中で「命にとって必要」なのでしょう。そして、そこに膨大な多様性を持つ命が共存しています。

人が「花」を美しいと思うのは、それが自然の力によって生み出された命と命との共鳴であるからでしょうか。不毛の砂漠に現れる花畑は、何かを「暗示」しているように思えます。私の空想癖であるとしても。

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