花を飾る 日常をホンノリと彩る…

花のお話 その56「続 琥珀の中に数千万年も咲く花」



花のお話 この編の「その35」で、世界最古の花の化石が中国で発見されたというお話を書きました。1億6200万年前のジュラ紀の花です。ジュラ紀といえば「恐竜の時代」です。その時代の植物の主役はシダ類などの「裸子植物」。その傍らにこんな可憐な(12mmほど)「花(被子植物)」咲いていたなんて、想像の及ばない景色です。

そして、今度は化石ではなく、咲いていた時に近い形を「琥珀」の中にとどめている太古の花の話を「その42」に書きました。ドミニカ共和国で発見された、4500万年前から1500万年前(新生代後期から中期。パンゲア大陸がほぼ今の姿になったころ)に咲いていた花であると推定されています。その花は「エレクトリ」と名付けられましたが、なんと猛毒を持つ花だそうです。

琥珀の中の花 新聞記事そしてそして、今度はミャンマーの約9900万年前(白亜紀後期)の地層から見つかった「琥珀」の中に当時の森林で咲いていたとみられる花が見つかったそうです。花びらのように見える五枚の萼片(がくへん)を広げている3~5mm程度の小さな花です。アメリカのオレゴン州立大学の研究チームが発表したその花の記事が朝日新聞の夕刊に載っていました。そこに花の姿の画像が写されています。右の画像はその記事の切り抜きです。

五つの萼片があることから「五つの翼」という意味の「ペンタプテラ」という学名がその一部に付けられたそうです。化石よりも姿かたちを当時に近い形で見ることができますが、実際にはどのように咲いていたのか想像するしかありませんけど、「白亜紀」といえば中生代の「ジュラ紀」に続く時代です。この時代はとても暖かい気候であったようで、恐竜はこの時代に大繁栄したそうです。また、花を咲かせる植物が登場し始めたのもこの時代からのようです。気が遠くなるような太古ですが、その時代の「花」の姿を「琥珀」のおかげで目にすることができるのです。人類が登場する遥か遥か以前の時代の。

ちなみに「ジュラ紀」の前は「三畳紀」と呼ばれる時代ですけどその名前は、色の違った砂岩や石灰岩が三層に堆積していたことに由来するそうです。そうした時代の区分は「地質時代」という分け方だそうですけど、「ジュラ紀」や「カンブリア紀」の名前は、その地層が観察できる代表的な場所の地名が由来だそうです。では「白亜紀」は? この時代には、1ミクロン(1ミリの1000分の1)にも満たないとても小さなカラを持ったプランクトンが大量に生息し、それが海底に堆積した「白い地層」が名前の由来とのことです。この白い地層は英語で「チョーク(chalk)」と呼ばれています。ハイ、黒板に字を書くあの白いチョークです。昔はこのチョークを、白亜紀の地層から切り出していたそうです。以上、余談です。

花の歴史に比べれば、人間の歴史なんて「つい最近」のようなものです。何千万年も、誰も目にすることのできない花々が咲き誇る景色を、いずれはコンピュータ・グラフィックが再現してくれるのでしょうか(もうあるのかな?)。見てみたいような、ちょっと艶に欠けるような…。想像の中だけで楽しむのがいいのでしょうね。

花のお話 目次へ

アクセス数ベスト5コンテンツ
★花のお話 その12「弔いには何故、白い菊なのか?」
★花のお話 その14「花言葉は、誰がどうやって決めるのでしょうか」
★花のお話 その6「千利休と豊臣秀吉 一輪の朝顔」
★花のお話 その32「花にまつわる日本語の表現の豊かさは詩の中から」
★花のお話 その51「花一輪に飼い慣らされる 花を眺める心の内は…」


■探し物は何ですか…? カタログ気分で色々検索。
↑「すべて表示」をクリックするとAmazon.co.jpの検索結果一覧に移動します。

■ちょっと気になるサービス&商品。
●お取り寄せスイーツ
●LeTAO(ルタオ)が小樽からおいしいスイーツをお届けいたします
●ふ~んわり生地のワッフルケーキ
●雑誌読み放題サービスも選べる!【ひかりTVブック月額プラン】
●国内最大級の取り揃え!【ひかりTVブック】
●Huluオススメ
「雑学を楽しむ」サイト
テキトー雑学堂 バナー
「あれこれブログ風」サイト
「不思議」「怖い」「変」を普通に考える バナー


■サイトポリシー ■プロフィール
■お問い合わせ
ページトップへ戻る

Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Ureagnak All Rights Reserved.