花を飾る 日常をホンノリと彩る…

花のお話 その67「クリスマスを彩る花 ポインセチア でも、毒には注意」



花のお話 先日近くのスーパーへ買い物に行くと、もうお正月用品が店頭に並べられていました。そして、クリスマスケーキの予約受付のチラシ。よくよく考えれば不思議な光景ですけど、もう、年末の風物詩のようなものです。花の売り場には真っ赤なポインセチアが並び始めます。このポインセチアの赤い部分が花のように見えますがここは葉で、花はその赤い葉の中央にあります。

しかし、ポインセチアといえばあの赤い葉が花のように見えますよね。ポインセチアの名前の由来はアメリカの初代駐メキシコ大使のポインセット氏にあるようです。彼が、メキシコで自生していたポインセチアを見つけてアメリカに持ち帰り、普及させたとか。ポンセチアが日本に伝わったのは明治時代ですけど、その和名は、大酒飲みの真っ赤な顔が特徴の想像上の動物「猩々(能に登場します)」に似ていることから「猩々木(しょうじょうぼく)」と名付けられましたが、今日その名が使われることは殆どありません。

このポインセチアがクリスマスの花とされた由来の一つにその鮮やかな赤色があります。それは「キリストが流した血の色」であるようです。そして、その緑の葉は「永遠の命・愛」を表し、その白い樹液は「純潔」を表し、「クリスマス・カラー」と呼ばれる三色「赤・緑・白」を持つポインセチアはまさに「クリスマス・フラワー」と呼ばれるにふさわしい花です。その花言葉は「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」などです。このポインセチア、店頭には11月頃から並び始めますが、中南米が原産地の植物ですから、実は寒さに弱い植物です。部屋に飾る場合、日中は、日光が当たる窓際などの暖かい場所に置き、窓際の温度が下がる夜間は部屋の中央に置くようにしてください。

ちなみにこのポインセチアには「毒」があります。以前、「花のお話 その65」で「美しい花が毒を持つ不思議 何故…?」という記事を書きましたが、毒を持つ花は意外と多く、アジサイやスイセン、ヒガンバナ、スズラン、アセビ、キョウチクトウ、アサガオの仲間、スミレやツツジの仲間にも毒を持つものがあるようです。その他にも致命的な毒を持つものもあり、人には毒ではなくても猫に致命的な中毒を起こさせる花にユリがあります。ポインセチアもその葉や樹液、株に毒を持っています。葉を食べると(食べる人はいないと思いますけど)嘔吐や下痢の症状を引き起こしたり、茎の切り口から出る白い樹液に触れたまま放置すると、皮膚炎を起こしてしまう事があるようです。樹液に触った手で目をこすったりするのも危険です。

とはいえ、あまり神経質になるほどの毒性ではなく(発がん性があるという研究報告はありますが…)葉の表面を少し触るくらいなら大丈夫ですし、樹液に触れた時にも、すぐに水でよく洗い流せば、特に問題はなく、皮膚炎までには殆どならないようです。ただ、犬や猫などのペットを飼っていらっしゃる場合は気をつけてください。知らない間に、葉などを食べてしまったりしたら症状が現れることがあるようです(犬や猫の大きさによって、個体差があるようです)。また、小さな子供が口に入れたりしないように気をつけてください。

少々、艶のない話になりましたが、楽しいクリスマスですから、ほんの少し気をつければ問題のない事です。ポインセチアはクリスマスを鮮やかに彩ってくれる「クリスマス・フラワー」ですから。

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